TRANS-Accountのご紹介
TRANS-Accountは、 日本及びシンガポールでのシステム導入経験及び海運業の業務ノウハウを集積して開発された海運業向け戦略会計システムです。
会計システム概要
1. 多通貨対応及び複数のビジネス拠点利用
海運会社に必須となる外貨建取引の記帳や通貨別残高管理やドル会社の会計処理に対応しています。ユーザー毎に英語又は日本語での言語設定が可能であり、「グループ標準会計システム」として複数の海外拠点からグローバルにご利用頂けます。
2. 国際財務報告基準(IFRS)及び内部統制サポート
日本の会計基準に加え、国際財務報告基準(IFRS)に基づく会計処理や上場企業会計で強く求められる内部統制に対してもサポートする機能を保持しています。
3. 海運業会計に特化した各種機能
TRANS-Accountは、世界的規模でビジネスを行う海運業の業務フローに対応する様にシステム設計がされており、他の会計パッケージには無い様々な便利機能を標準機能として実装しています。
TRANS-Account システム構成図
核となる基本会計システム(GL)はサブモジュール間インターフェースが実装されており、サブモジュールは初期導入コストを抑えながら業務の効率化を考える特定業務に対して順次導入する事が可能です。また外部システムからのデータは伝票種別毎に仕訳インターフェースを通じて取り込む事が可能です。
製品特長
*伝票入力支援機能
- 仕訳パターン及び伝票複写
- 為替差損益自動計上
- B/S勘定消込
- 決算仕訳翌期振戻し
*内部統制サポート機能
- プログラム処理権限
- 伝票更新権限レベル
- 開示権限レベル
- 修正削除履歴の保持
*グループ会計機能(オプション)
パナマやリベリアなど海外に船舶保有船のみを目的とした特別目的(SPC)会社を設立し、SPC(船主)から傭船して海運業を営むオペレーター会社では、経理部門では自社及びSPC会社の会計処理を担っているケースが多くあります。グループ会計機能を用いる事でこれら煩雑な伝票作成業務を劇的に削減可能です。
*管理会計レポート機能
財務会計レポートに加え、管理会計レポートに合わせて複数の勘定科目体系を保持する事ができ、ユーザー様で管理会計レポートの出力が可能です。
*管理コード
一般的な会計システムが標準管理する区分に加え、TRANS-Accountでは船名、次航、積地港、揚地港、貨物、船型など海運業における業務要件から定義された最大6つの管理コードで管理フィールドの追加カスタマイズ無く、残高管理が行うことが可能です。
*非会計明細フィールド
仕訳情報を入力する際、コード化できない情報を非会計項目として数値型、日付型、文字型の最大3種類の項目で管理可能です。
導入実績
「TRANS-Account」及び「SeaCAST II(総販売元:郵船情報開発株式会社様)」は、既に多くの海運業界の会社でご利用いただいております。現在、日本船主協会加盟会社の約20パーセントが、導入ユーザーとなっております。